親から子に伝える桃の葉、緑茶葉
古くから親しまれてきた習慣に『夏の土用には桃湯（もも湯）に入る』

というものがあります。

桃は中国で生まれた植物で、『魔を除ける（よける）』と伝えられ、

その意味から、日本ではひな祭りに桃が使われたり、

夏の土用に桃の薬湯風呂に入る習慣ができたのでしょう。
桃の葉にはタンニンなど消炎・解熱に有効で、収れん作用があるため、
強い紫外線による日焼けや、あせも・しっしん・虫さされなど、
なにかとトラブルの多い肌に効果的といわれます。
つまり、桃湯はいい伝えだけでなく、
効果的にもとても理にかなったものなのです。

一方、緑茶も古く中国からの植物の新芽が由来だそうで、

４０００年前には健康効果が報告されています。
以来、薬用としても利用され茶祖と呼ばれる栄西禅師は養生の仙薬、

延命の妙薬ととなえました。
肌の酸化を抑えるとされる抗酸化作用が含まれるカテキンが多い緑茶葉は

他にもビタミンＥ、ミネラル葉緑素等多くの健康的可能性をすでに見抜いていたのです。